自分の指や手、腕や肘で、人の身体を押したり揉んだり、ストレッチさせたりして、筋肉をほぐし、関節をゆるめて、身体も心も良くなるように、お手伝いをすることが整体師です。国から出す資格ではないものの、世の中では市民権を得ている資格と言えるでしょう。
身体が痛い、辛い、おかしい、でも病院に行くほどのことではない。悲しい、淋しい、不安、苛立つ、でも薬を飲むほどではない。でも自力ではどうしようもできない・・。そんな人達が、道を歩いているとき、ネットを覗いたとき、周りの話題を耳にしたときに、気軽に、手軽にドアを開けられ、相談できるのが整体のお店ではないでしょうか。
また、どちらかというと、揉むより揉まれた方が気持ちいいし、楽なのに、それなりのお金と時間と頭を使い、人様を揉む側になり、毎日一生懸命にべッドの上のお客様の身体と心をほぐしている、白衣の天使に勝るとも劣らないのが整体師ではないでしょうか。
整体師は、組織の歯車としてでなく、パソコン相手ではなく、人間を相手にしたいなど、年齢や性別に関係なく、自分の腕一本で仕事がしたいという人達が選ぶ仕事でもあります。社会貢献度も計り知れない、やりがい、生きがいがあるのが整体師という職業です。
きちんと学べば誰でも整体師になれます。 民間の資格なので特に決まりはありませんが、人様の身体を預かる仕事なので、多くは知識と技術を教えるスクールやセミナーに通って身につけます。採用されて、そこのお店のやり方を研修で覚えて働くやり方もあるようですが、スタートにしっかりとある程度の費用と時間をかけて学んだ人とは、時間が経つほど知識も自信も大きく差がつくでしょう。
お客様は、まるで病院の先生に身をゆだねるかの如く来る人も多いですし、それなりのお金をもらうのですから、いい加減な知識と技術では大変失礼なことになります。自分やお店の評判も落としかねないでしょう。
整体師育成スクールでも、実技のみしか教えないところや、逆に国家資格でもないのに、内容も時間も必要以上に多く、割高な学費のスクールもあるようです。必ず見学や体験をしてベターなスクールを見極めて、自分の予算と内容に合うところに決めることが大切です。
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